ジュネーブ・シールをすべてのムーブメントに冠している唯一のマニュファクチュール。
高級時計製造における最高品質の証。
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2013 1月 21, 進む SIHH2013

Excalibur Quatuor

ロジェ・デュブイ「エクスカリバー クアトゥオール」 重力への究極の挑戦

エクスカリバー クアトゥオール。それは、世界初の4つのテンプを搭載したシリシウム製の腕時計に捧げる名前です。まさに、高級時計製造の歴史における大躍進といえるでしょう。5つのディファレンシャル機構の伴奏にのって4つのテンプが奏でる協奏曲は、実は重力に対する究極の挑戦にほかなりません。21世紀を代表する革新的なマニュファクチュール、ロジェ・デュブイが贈る複雑機構の真髄、「エクスカリバー クアトゥオール」は、精度の限界をさらに押し上げ、近代時計製造の歴史に画期的な1ページを記すことになります。

2000年代、シリシウムは高度な技術を擁する作品に使用され、ムーブメントの精度を高めることに貢献してきました。技術的限界を常に打ち破るという強い意志を胸に、途方もない挑戦を掲げながら、絶え間なく続けてきた探求を経て、ロジェ・デュブイが時計製造史で初めての腕時計を披露します。それは、ケース全体がシリシウムで作られた作品です。

シリシウムが素材として選ばれた理由は、匹敵するもののない、その独特の軽さと強度です。実に、シリシウムはチタンの半分の軽さ。チタンでさえステンレススチールの半分の軽さなのですが、シリシウムの強度は4倍にもなるのです。独特な深みのある鮮やかなグレーが、象徴的な作品にさらに威厳ある風格を加えます。シリシウムの原子構造はダイヤモンドの原子構造に類似しており、この貴重な素材の素晴らしさを引き出すためには、作業の際に非常に特殊な専門技術が要求され、この素材を扱うということは真の技術的快挙なのです。ロジェ・デュブイは数多くの専門家の力と最先端技術を駆使して、「メタリッククリスタル」を用いた、他にはない特別な作品を作り出しました。

機械式時計の精髄、テンプ
テンプは、機械式時計の大切な中枢部として常に注目の的となってきました。正確な時間の計測が、この機構に左右されるからです。ムーブメントの他の構成部品でさえ自社で作られることの少ない今日、テンプを「自社で」製造するというのは異例といえるでしょう。ロジェ・デュブイは、高級時計製造の全工程を統合し、このような重要部品を自社で作ることのできる数少ないマニュファクチュールのひとつに数えられます。こうした貴重なノウハウを生かし、1つではなく4つのテンプを1つのムーブメント(キャリバーRD101)に収めることで、ロジェ・デュブイは今日、これまで不可能と思われた偉業を達成したのです。

優れた精度を支える2つの重要な技術革新
2013年SIHHで強烈な存在感を放つ、限定シリーズ「エクスカリバークアトゥオール」は、何にも増して、ロジェ・デュブイの情熱、大胆さ、創造力といったものを体現しています。時計製造の伝統を尊重したイノベーションの結晶ともいえるこのタイムピースは、4つのテンプを搭載するという巧みな技を披露するばかりでなく、パワーリザーブ表示の全く新しいメカニズムを備えています。この2つの技術的快挙(特許申請中)は、技術のみを目的としたものではありません。優れた精度という、時計職人が絶えず追求してきた夢のひとつを叶えるものなのです。腕時計は、手首の動きに応じて絶えず位置が変化し、その異なる位置で重力の影響を受けるために姿勢差が生じます。
この課題に対する答えのひとつがトゥールビヨン機構ですが、もうひとつの新しい解決策を提案しているのが「エクスカリバー クアトゥオール」 です。このモデルでは、配置が工夫された4つのテンプが2つ1組で作動し、姿勢の変化による誤差を補正します。トゥールビヨン機構が1分 間かけて姿勢差の補正を行うのに対して、「エクスカリバー クアトゥオール」は、4つのテンプのハーモニーによって、常時、姿勢差を限りなく小さ くしているのです。

16 Hzのハイビート
4Hzで振動するテンプを備えた従来の腕時計は非常に正確とみなされていますが、「エクスカリバー クアトゥオール」はハイビートの限界をさらに押し上げ、16Hzのリズムで振動します。ベース ムーブメントのひとつの機能としてではなく、ムーブメント自体でこの振動数を実現しているというのは他に類を見ない快挙でしょう。

4つのテンプが、同時にではなく、それぞれ1秒間に4Hzで振動するため、「エクスカリバー クアトゥオール」の振動数も4倍になります。従来の腕時計の「チクタク」に取って代わるゆるやかで完璧なハーモニーが、最高の精度を保証するのです。

パワーリザーブ表示の新機軸
「エクスカリバー クアトゥオール」は、重力とハイビートの法則に挑むだけでなく、パワーリザーブのまったく新しい表示方法を提案しています。三日月型のダブル表示は、バレルと同じ、つまり1日4½回転のリズムで動きます。針もこれを追いますが、その速度はより遅くなっています。パワーリザーブが少なくなるにつれて、針は自分のリズムでバレルの動きを追いながら、2つの三日月上で正確なパワーリザーブを表示するのです。創意にあふれ、正確でデザイン性の高い画期的なメカニズム。現在特許を申請中のこの機構は、ロジェ・デュブイの価値観を見事に体現しています。¨

3 + 2 = 5 つのディファレンシャル機構 = 7年の研究開発 = イノベーション²
2005年、ロジェ・デュブイが発表したディファレンシャル機構を使用したダブルフライングトゥールビヨンは、あまりにも強烈な記憶を残しました。この技術的快挙の類稀なる技を基盤として7年もの研究開発を経た結果実現されたのが、「エクスカリバー クアトゥオール」です。数々の技術の粋が凝縮された傑作と呼ぶにふさわしいこの腕時計は、4つのテンプを搭載し、斬新奇抜なパワーリザーブ表示を備えることに加えて、5つのディファレンシャル機構を連携させています。そのうちの3つは、1つが二番車に、残りの2つが三番車上に配され、歯車機構の中で連動し、進度を平均化することで、優れた精度をもたらします。4つ目はパワーリザーブ表示、5つ目のディファレンシャル機構は並列式ツインバレルと巻真を連結させる役割を担っています。

最高級の複雑機構と力強いデザインが1つになるとき
ロジェ・デュブイのクリエイティビティを反映する「エクスカリバークアトゥオール」は、ブランドの伝説を築き上げたあらゆる規範を超越するものです。最初の素描から2013年SIHHでの発表にいたるまで、この見事な作品にはマニュファクチュールのありとあらゆるノウハウが集結されています。
技術的限界を常に打ち破るという強い意志を胸に、途方もない挑戦を掲げながら、絶え間なく続けてきた探求を経て、ロジェ・デュブイが時計製造史で初めての腕時計を披露します。それは、ケース全体がシリシウムで作られた作品です。

この「メタリック クリスタル」に必要とされる非常に複雑な技術は、ロジェ・デュブイだけが持つ他にはないノウハウを映し出し、独特の外観美をこの傑作に与えています。3本限定のこの特別なモデルに加え、88本限定のローズゴールド製モデルも用意されています。

技術とデザインを融合させるために、創作の各段階で時計職人、エンジニア、デザイナーが密接に連携し、絶えず注意が払われています。ひとつひとつの前進は、たとえそれが些細なものであっても、熟考を重ねた上で巧みなバランス感覚で組み込まれています。キャリバーRD101を構成する590個の部品も例外ではありません。各部品の設計、加工、手作業による調整と装飾にも、技術とデザインの完璧なバランスが反映されているのです。

燦然たる美しさの中に演出される、高度な時計技術の極めて壮観な心臓部へと見る人を誘う腕時計。ブリッジと地板を極限まで削ぎ落とし、必要不可欠な部分だけを残すことで、スケルトン加工という伝統技術のより現代的な解釈が表現されています。まるで洗練を極める仕上げが施された宝石のごとく、「エクスカリバー クアトゥオール」は見る人を魅了してやみません。
軽快で大胆、そして力強いデザイン。ロジェ・デュブイの自由奔放でアバンギャルドな精神を完璧に体現する近代高級時計製造の逸品といえるでしょう。この見事な機構を際立たせているのは、存在感あふれるラウンド型ケース、フルーテッドベゼル、リューズガード、トリプルラグのストラップアタッチメントといった、いずれも「エクスカリバー」コレクションのオーラを形作る特徴です。

そして、最高のクオリティを追求することに絶えずこだわりを持ち続けるロジェ・デュブイだからこそ、ムーブメントと時計に、権威あるジュネーブ・シールが刻印されています。ロジェ・デュブイのすべてのタイムピースがそうであるように、これもまた高級時計製造の世界において独特の個性を放つ作品なのです。